TeraCoreFM休閑閑話

旧butiPanther'sblogからタイトルをTeraCoreFM休閑閑話に変更しました

NHKの報道を受けて

NHKのお昼のニュースで 異常なニュースコメントを聞いた。
 ニュースは「南大隅町佐多岬沖で9日夕、鹿児島商船(鹿児島市)の高速船トッピー4が海面の物体に衝突した事故」
鹿児島管区海上保安庁と運輸局の調査チームの発表による報道である
ニュース原稿覚えてないので、
南日本新聞を引用する
南大隅町佐多岬沖で9日夕、鹿児島商船(鹿児島市)の高速船トッピー4が海面の物体に衝突した事故で、異物が衝突したとみられる後部の水中翼と船体をつなぐピン状の留め金が破損していたことが13日、鹿児島海上保安部の実況見分で分かった。船底2カ所に新たな亀裂も確認した。海保は留め金が破損した原因や船体に与えた影響を調べる。
 留め金は後部翼の根元の突起物と船体をかんぬき状に接合している。海保は同船収容先の鹿児島ドック(鹿児島市七ツ島1丁目)で行った実況見分で破損を確認した。
 同商船や同型高速船を運航する佐渡汽船(新潟県)によると、留め金は金属製で直径約8センチ、長さ14センチの円柱。後部翼に想定以上の力が加わると壊れ、翼は振り子状に後方に振られる仕組み。衝撃が船体を直撃しないよう和らげる役目を果たす。
 同汽船が製造元の米ボーイング社から受けた説明では、留め金は時速80キロで重量4トン以上の物体と衝突しない限り壊れないという。トッピー4は事故当時、時速約80キロで航行していた。
 鹿児島商船は「定期的に検査しており、金属疲労による破損は考えにくい」としている。
 実況見分では、既に右舷後部船底のへこみ周辺で見つかった亀裂とは別に、2カ所の亀裂があったことも判明。長さは1−3センチ程度だった。船体表面から、生物の血痕や金属片などの目立った付着物は発見されなかったという。

 第十管区海上保安本部の測量船「いそしお」による海底調査は同日午後も続行し、現場周辺の海底に事故に関連した落下物がないか捜索した。
 海保の船体調査は13日で終了。採取試料の分析と運航会社側の聞き取り調査を続ける。
上記とほぼ同じ内容のニュース原稿を読みアナウンサーは最後に「衝突したのはクジラかそれとも・・・・・」としめ括った。

 当然皆さんもいろんな事考えていると思うのですが。
この締めの意図を考えて見ることにしました。
 素人記者の書いた文章は重さといっているが 衝突を考える場合には質量なんですが。

まず疑問点
 衝突物理的に説明がつかないという事です。
説明します。
2つの物質が衝突する作用を考えて見ます 当然 国の調査機関も同じ手法で検証すると思うので、

2物体の衝突を計算する為には
物体A(質量m)の衝突前と後の速度をそれぞれ v, v’ 
物体B(質量M)の衝突前と後の速度をそれぞれ V, V’ とすると、

:運動量保存則より、
       mv + MV = mv' + MV'       ・・・・(1)

:エネルギー保存則より、
       (1/2)mv2 + (1/2)MV2 = (1/2)mv'2 + (1/2)MV'2        ・・・・(2)
の条件式が立ちます。
そして
次に完全弾性衝突と完全非弾性衝突を検証しなければなりません。
衝突物質の硬度が違うと仮定するからです。

上の定義をそのまま採用すると 、完全弾性衝突と完全非弾性衝突を示す指数 跳ね返り係数をeとする
 e=v1-v2'/v1' - v2'とすれば 2つの物質の衝突の力を判別する事ができます。

判別の方法は
e=1の場合 衝突した場合 同じ衝撃で同じ速度で跳ね返る。
e=0の場合 融合するか 付着するか  
e=-nの場合 衝突した物体の破壊が起きる

即ち、物理の法則からいえば 
留め金は金属製で直径約8センチ、長さ14センチの円柱。 後部翼を脱落させ
船体に亀裂を走らせる衝撃を加える為には

衝突した物質が トッピー4より硬度なものであるという事が証明される

ましてや衝突海域に衝撃による破壊を示す浮遊物もなく 海底でも残留物が見つからないのであれば
それは かなり硬度な物質であることになる。

もう一つこの事件の鍵を握るのが速度である
 トッピー4は時速80KM 一方 クジラの遊泳速度は
小型のいわしクジラで逃走時の速度は60〜65kMなのだから
 仮に衝突した物質がクジラだというのならばクジラの表面硬度は鋼鉄異常の硬度であることになる

それと 船内の映像をみて思ったのだが 天井にしたからの衝撃による損傷などがあり
乗客の怪我も頭部の骨折 打撲が多いという 即ち 縦方向の力が走った事になる
という事は 衝突物質は 衝突後下方向への回避運動をしたと考えられる
 後部水中翼がきれいに脱落しているのもそのためだろう 横からの衝突エネルギーでは脱落はしないだろうから

以上報道から見る私の検証は

 1・トッピより硬度な物質であること
 2・トッピーより高速な運動ができるもの
 3.上下の回避運動ができるもの
と推測される 

そして考慮しなければいけいのは
南大隅町佐多岬沖の水深は80mなので 
 3次元的な運動幅を考えればそれほど大きな物質ではない

かの国の大型潜水航行物ではないという事だけは言える。

どうでしょう この考察は

この事件の真相は多分究明されずにお蔵入りになるだろう
JAL123便のように
現在佐世保には原潜シカゴが3月10日から寄航してるらしい


シカゴ  米海軍原子力潜水艦「シカゴ」(六、〇八二トン)が十日午前九時三分、長崎県佐世保市佐世保港に入港、十八分後に出港した。シカゴは二日にも同港に入港し、七日に出港していた。外務省から同市への事前通知によると、入港目的は「人員の移送」。米原潜の佐世保港の入港は今年五回目。

付録
海上保安庁詳細情報