エネルギーと中東情勢と投機の正しい理解

日本の大手の一般紙(日経も含む)各紙読むと 原油市場を本当に分析できているのかという不安に陥る

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=28159&media_id=2

イラン核問題の長期化が予想されることに加え、米国の夏のドライブシーズンを控え、ガソリンの消費拡大が見込まれる中、米ガソリン在庫が減少している。先行きの需給ひっ迫懸念が強まり、上昇を見越した大量の投機資金が流入。ボドマン米エネルギー長官が「相場の沈静化は簡単ではない」と発言したことも上昇に拍車をかけた。

 上を読む限り原油高は米国VSイランの構図そして 米国の都合により原油高に拍車がかかっているように印象を受ける。
 ボドマン米エネルギー長官が「相場の沈静化は簡単ではない」
 エネルギー長官の発言はそういう意味ではない 中東情勢の2重構造と エマージング債の利率の問題等の複雑化を行っているので 単にイランとアメリカの石油事情の問題に言及したものではない。
 
まず。一番重要なのは OPEC加盟国の集合{GCC(クエート サウジアラビア等),非GCC(イラン等)}の部分集合がA∩B=空集合 即ち背反していることである。
 GCC諸国も非石油依存を目指しているし原子力発電所を稼動させている国とイラン イラクの世にIEA=米国により原子力発電を稼動できない国
 そこに軍事オプションを振りかざす 米国と イランからの攻撃対象となるOPEC諸国が カタールやドバイへの報復攻撃 テロ を恐れ そこにイランとEU イランとロシア イランと中国 等の複雑な事情と 石油市場のヘッジであるエマージング債の利率が高騰しているため 。米国もEUもロシアそして日本も石油市場の高値水準を維持したいという思惑が市場に作用している。現にOPECでの石油量産などは見送られている。
 そういう背景をボドマン米エネルギー長官が「相場の沈静化は簡単ではない」と発言しているんだけどな。