やっと読んだ・・・・

ミッシェル・ウエルベック 「素粒子」 野崎 歓 訳

よむのに疲れた。
決して面白くない

単に淡々とブリュノの虚無の心情と性行動 そしてそこに重なる悲劇がこれまた淡々と描写されている。
だけど、強く共感する 特に孤独な視点から 求める快楽と性欲 そして衰え
失う怖さ いろいろわかる。

混沌と虚無の中の孤独 それが素粒子という事なのだろう。
とにかく 読んで暗くなる そして、だからなんなのだ と ブリュノの気持ちが読んだ直後に憑依する、やばい本だ。
文学として最高だ。

いくつか勉強になった点がある
「そもそもあの頃はだれもが左翼だった」 同棲 結婚したのは彼女が妊娠したから。
ヨーロッパキリスト教徒の背後にある。アメリカとは違う精神背景
 ローマの信徒への手紙十二―9
「妻を愛する事、それは自分を愛すること、それは自分自身を愛することです。いかなる人間であれ自らの肉体を憎んだためしはありません。それどころか自らの肉体はこれを養い、守るものです。 ちょうどキリストが教会に対してそうしたように。なぜなら 我々は同じ身体の部分であり、キリストの肉体と骨とに結ばれているからです」
 だからこそ 二人は一心同体 キリスト教会にとって重大な神秘である。
即ち恋愛状態に陥り結婚を考えたSEXはキリスト教にとって最大の神秘なのである

そこにガンジーの平和主義運動の同情が加わり デカタンスと快楽主義が欧州の左翼思想を形成しその上に高級な知識者の合理的形而上主義がヨーロッパの独特な高品位な左翼思想をいじしているのだと思う

アメリカの保守のためのリベラル思想+未だに続くベトナム反戦教団
日本においては まったくなんだわからん左翼 平等 平和 働かない労働者に正当性と助成金を集める司法ロビー活動団体とはちがうのだなという事が
理解できました。