ヒアアフター

ヒアアフター感想文
もう、一週間もたちますが、監督 クリント・イーストウッド ずーっとかっこいい人 
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ 
脚本 ピーター・モーガン ブーリン家の姉妹 フロスト×ニクソン 社会派大河ドラマな人
出演者 マット・デイモン いつもまじめなおにいちゃん
音楽 クリント・イーストウッド 今回はがっかり ラフマニノフのピアノ協奏曲二番の冒頭4小説をすこしアレンジしただけ 作曲とはいえないなー  どうでもいいけどね でもチョイスは正しいと思います。
撮影 トム・スターン 相棒だね、イーストウッド の そういう人たちが作った映画の試写会をみてきました。


臨死体験をテーマにした映画 難しい構成だと思う、でも無難に丁寧にまとめたという感じです。
一言でいえば長ーい ながーい 二辺の長い二等辺三角形
この時間的距離を置いたのは、正解なのかという問いには微妙

でも地理的な距離感は良いと思う。

ありがちなのは 臨死ということで東洋思想がはいってきて アジア 日本やチベット 中国 タイなどが入ってくると、安直な映画になってしまうところを サンフランシスコ、ロンドン 、パリで結んだ事 
マーカスがロンドンからパリに行く距離感は不自然ではないし、パリのジャーナリストマリーがロンドンにいくのも問題ない。
ジョージがサンフランシスコからロンドンにいくのも とても上手い布石が全編に渡って、仕込まれている。
それは、毎晩ジョージが枕元で聞いているディケンズの朗読 ジョージがシエクスピアよりディケンズが好きという。
そう クリスマス・キャロルや二都物語 あとで考えたのだが、双子のマーカスは「大いなる遺産」の主人公を彷彿させる。
ディケンズの描く貧困という環境があの親子と兄弟にかぶっているわけだ。
これら点と線がつながっていく だからサンフランシスコからロンドンにいくのは自然なのである。

そしてマッドディモンがgive me hands I reading ..というところにも上手く洒落が聞いている

霊能力の交信(Reading)とディケンズの朗読がかかっている
さすが、ピーターモーガン
そしてそれぞれの舞台 、サンフランシスコ、ロンドン 、パリが二都物語の構図になっている。
そしてジョージがブックフェアーにも誘われるのも ディケンズ博物館で見かけた、朗読のポスター
ブックフェアーでディケンズを朗読していた人はまさにディケンズの朗読のプロ

ジョージは全てディケンズによって誘われていく

上手い こんな知的な構成は多分日本の多くの若者には受けいられないと思う

ロンドンでのジョージはすこし ボーンが入っていたな 尾行されるとボーンになってしまうくせがあるらしい。

三人がブックフェアーで出会うまでがとにかく長い、それは必要不可欠な時間であるが、普通の映画ファンにはつらいかもしれない
そして、グラントリノやミリオンダラー、 パーフェクト・ワールド許されざる者のトーンを期待していくと、異論を唱える人もいると思うが

それは、イーストウッドの懐の深さだと思うべきです。

この映画はノベライズ化されたら活字で読もうと思います。

見所はイタリア料理教室の授業スタイルとメラニーとの恋愛 ここは完全なイーストウッドカラーです。