TeraCoreFM休閑閑話

旧butiPanther'sblogからタイトルをTeraCoreFM休閑閑話に変更しました

昨日の続き 大人の知識 (ニートの原因)

最近 仕事で考える事は、やっぱり大人は考える力をなくしていると思う。

 データマイニングという看板で仕事を持っていくと。

多くの会話は御社のマイニングツール(分析ツール)はなんですか?

弊社は優れたどこどこのツールを採用しています。と言う会話がされています。

日常の仕事場の業務をいろんなソフトに入力をしてパット答えが素早くでてきて、その結果を体裁よく 出せる能力がある人=仕事のできる奴として評価されます。

調べごと、キーワードをググッて 知ったかぶり。

 京都大学の吉田 武先生も著書の中で至極同感な思いを書いていました。

紹介します。

「電卓やコンピューターは確かに「計算」はしてくれますが、皆さんの代わりに考えてはくれません。

 紙と鉛筆を用意して、自分の手で一つずつ計算を確かめていくと、知らず識らずのうちに、一番大切なものの「考え方」が身につきます。世の中で、自分を考える力をもった人ほど、
"強い人”はいません また、自分で考えるほど面白いこともありません、本に書いてあるから、先生が言ったから、といってそのまま信用せずに、必ず”自分の手”で確かめてください、そうすれば、不思議な事が山のようにでてきて、どんどん数学が楽しくなっていきます。
引用
はじめまして数学〈1〉自然数を追え、無限を掴まえろ! (文庫)
吉田 武 (著)
この先生は、「虚数の情緒・中学生からの全方位独学方」で第
会・科学図書文化賞最優秀賞をとり
ベストセラー・「オイラーの贈り物・人類の至宝eiπ=-1を学ぶ」を書いた人です。 私の枕本の一つです。
なぜこの人が教育再生なんちゃらに入らないのか疑問なんですがw


さて なおちさん王子の数学の先生もきっとこの先生の本を読んでいるのだと思います。


中学生 高校生に数学を入門させるにはとってもいい本です。
 文庫になって本屋さんにうっているので是非手に取るといいですよ。ある意味、数学教育の現状批判をこっそり書いていますし。

とても絵も多いですし、お勧めです。


さて、そういうわけで、世の中の大人はいまやこうして考える力をなくしてしまいました。

会社の社長さん帳簿を鉛筆なめなめ考えながら確認することはないですし。見積もりもアイテムを選択して、ボタンひとつですし、本当に考える余裕がなくなっていてシステムは
考える事を人間にさせないためのものなので、ITの進化と共に
人間は考える力をなくしていきます。

 そして、ニートの方の話などを見ると、結構いろんなことを考えていたり、悩んでいたりしているわけです。

私はニートの存在を絶対に美化してはいけないと思いますが。

今、就職できる人は考える力がない人材で、考える力をもった良い人材が、就職ができない状態になっているのではないかと
考え始めました。

いんちき、似非知識 とPC ツール依存でスマートにでき、
体力のあるバカが出世するレールを歩いているんじゃないでしょうか?

この部分を検証する必要があると思います。

受験も計算機持込が許されているが、それでどうなのかな

計算方法、考え方のプロセスを評価したほうが良いのではないか。
答えだけ採点するのは楽だけど、答えだけを瞬時に出せても数学も 他の学問にも何にも役に立たない、考え方がどうなのかという問題であると思う。

 常に1+1=2を証明できる人がいるのかという事を考えていくと
eiπ + 1 = 0  のオイラーの公式を理解する糸口のきっかけになります。
 そして、これが人類の難題であるし 最も人類にとっての宝物なんです。こんな不思議事ってないよね
自然対数(ネピアе)と虚数 円周率 まったく関係なさそうな3人が合体して1を足すと0になるんだよね。 これはふしぎですよ。
e 2.71828 18284 59045
i √-1
Π3.14159 26535

これが宇宙や遺伝子のアルゴリズムを解き明かす応用にむすびつくんだな 本当に不思議でしょ