TeraCoreFM休閑閑話

旧butiPanther'sblogからタイトルをTeraCoreFM休閑閑話に変更しました

保守の立場だが SNSを土俵とする論客に異論

歴史は勝者の記録を正当化して記憶されフレームとして利用されるが、
勝者の中にいる、議論の敗者も消され 不都合な事実は削除されていくことが世の常である。


特に日本の近代主に幕末から明治維新にかけての歴史構成は現代にいたっては乱暴な構成であり
説明力が破綻している、歴史認識がまかり通っている

各論を記載すると、際限がなくなるので
もっともインパクトがあるであろう、虚実の歴史認識を確認してみたいと思う

孝明天皇から睦仁天皇の継承プロセス背景を現代人は理解しているだろうか
公武合体論 岩倉 三条 中山 薩長水の動きそして 廷臣二十二卿列参事件その後の経緯を理解しているだろうか?天皇家の事なので真実を直視することはタブーとされている事実がある。
この問題は現在の天皇制に尤もインパクトを与えているのではないか?
日本のタブーは疑惑、陰謀論にも発展させず 事実を雲散霧消させ、聖典化する。


日露戦争の構図と講和の経緯を理解しているか?
日本、ロシア 英国 清国等の関与国の利害を理解して神がかり的な精神論勝利に沸いた当時の国論構築は正しかったのだろうか。
ロシア革命を背景としたポーツマス講和条約は本当に国益に叶うものであったのか。
賠償金も得られず 損害を回復できず、南満洲支線と、付属地の炭鉱の租借権を日本へ譲渡 及びアは関東州(旅順・大連を含む遼東半島南端部)の租借権を日本へ譲渡で
手を打ち 当時 露戦争講和条約反対派が日比谷焼打事件を起こす不完全燃焼の勝利であった。
その後の日本の精神構造に誤解が芽生えたのではないのか?


日中戦争 太平洋戦争はすべてが判断ミスだったのではないか?
石橋湛山の「一切を棄つるの覚悟」といった協調外交をなぜ維持できなかったのか?
なぜ、当時の中国権益と石油を背景とした貿易最有力相手国米国との国益バランスを図れなかったのか?

当時の経済面で言うと、朝鮮・台湾・満州石橋湛山が「棄てるべき」だと主張する3つの植民地すべてを合わせても9億円余りの取引
一方、アメリカは輸出入合計14億3800万円、インドに対して5億8700万円、イギリスに対してでも3億3000万円の取引だ!

9億円<23億 この経済取引規模相手国と戦争すると意思決定するのだろうか?

現在の我々の感覚ではこの思考を選択しますか?
地政学的に今我々は半島に国益を見いだせますか?
それより、台湾との国益 ASEAN 太平洋諸国と西側の国益をみるだろう
そのうえで、ロシア、中国との潜在的脅威とエネルギー資源の間で外交的努力を進めるだろう。

戦略 戦術 政治的失敗は多く語られています。


④現代史だれも批判しない。 日中国交正常化交渉
そもそも日本はサンフランシスコ条約時に吉田茂 全権大使河田による日華平和条約を締結したのではないか?
しかし、1972年9月29日(北京政府《中華人民共和国》との「日中共同声明」により)田中政権、大平外務大臣にによって失効となる。

この問題は現在の中国との関係 戦後賠償を放棄といいながら 核保有国でありながら 日本のODAという名目多くの血税、日本の国益、技術を盗み取られ
領土問題を起こす紛争当事国となっています。

日華平和条約が履行されていれば 日本のシーレーン防衛は強固なものであり 東シナ海 南シナ海、太平洋諸国との安全保障は包括的にコントロールできた事であろうと思う


SNSで論客として大ナタを振っている人たちは元官僚の方々が多い
目の前の情勢をうまく利用し脊髄反射をする多くのネットユーザーの判断能力を失わさせ、ファシズム化に傾向させていると思う

保守であるなら 本流をみて、過去の大きな過ちの再発防止、訂正に尽力を進めるべき
そう思わないのであろうか?