自習
本日は自習の時間をもらいました。
好き勝手に自分の弱点を調整する時間です。
これ重要なんです。学んでいる事を整理して、何が会得できてなにが会得できていないのかを整理する時間!!
3月27日に練習会があります。発表会を兼ねた練習でそこで、公開練習という事、これが楽しみでありプレッシャーなのです。
私が苦労しているのは課題曲であJ.Kriegerの Menuettである。
譜面は上の写真のように非常に簡単です。だから難しい。
何に苦心しているかというと
?
何度練習しても、レガートの響きが構成されないのです。
譜面にないスラーとエンドなどのアーティキュレーションが決定しないのです。
即ち、何を表現したいのかが未だに定まっていない。 クレッシェンド、デクレッシェンド アクセントもどうしていいのかわからない。
短い曲で、誰もが聞いたことのあるbaroque音楽である。
メヌエットとはいったいなんだ。という事を考えてみる。
勿論子供の練習曲ではない、譜面のシンプルさが日本人にはそういう錯覚を覚えさせている。
元来、欧州の宮廷舞曲で3/4の優雅な舞曲に仕立てなくてはならない。
舞曲なので踊れなくてはならない。
即ち、自分勝手なテンポではいけないという事である。
踊り手が優美に踊れなくてはならない。
スワ、踊り手の予測されるテンポで演奏しなくてはならない
即ち 踊り手の持っているメトロノームに合わせるという事である。
だからまずは機械的なメトロノームに合わせる。
これは簡単であるMM130程度に設定、少々早めだが、Allegrettoの指示が書いてあるので妥当、徐々に120以下に落とせばいいだろう。
さて問題はその中に アゴーギクを体現していかなくてはならない。
これが難しい。
数学的に音楽を考えてみると、音楽というのはテンポという時間空間の遷移だから、有る程度正確なテンポ空間にフレーズを載せるのである、其処には、人間の持っている不正確さが、ある、美しさを生み出すのだと思う、
其処が芸術なのだと思っています。
此処を上手く処理をしたいのです。
でも難しい、だがなんかつかめて着ました。
とりあえずメトロノームの正確な時間空間の中をさまよい続ける事にしました。