TeraCoreFM休閑閑話

旧butiPanther'sblogからタイトルをTeraCoreFM休閑閑話に変更しました

結局まともに報道されなかった

昨日毎日新聞をみて思い出したのだが。

虚偽や捏造より悪いのは沈黙であると思う。同時に検証しないことである。

毎日新聞の紙面で貧困率の話を掲載していたが。OECDの発表のデータの読み違えによるデータを掲載していたと思われます。

貧困率日本は第5位 昨日の毎日の報道にもでていた。
その画像はこれです

しかしこの画像をネタにした記事は9月に
http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2005/09/02111956.php
にて掲載されているものと同じでした。

 しかし私はこの数字に疑問を持ちました。確かに日本は貧困率は高いと認識していますが。 でも私の知っている数字とは違うのです。
 そこでOECDの資料を当ってみました。
可処分所得と貧困率

上記には多角的に見た貧困率のデーターとグラフ化した表が閲覧できます。
 そこで 日本が貧困率第五位でであるという数字はどこからかを探しました。 記事では2005年のデータで可処分所得
50%以下の所得の割合としていますが これがまったくのでたらめです。
 では15.3%のデータはどこからか出てきたのかというと
ありました。上記のOECDのエクセルのFIG16の数字です
この表は子供の人口貧困率構成率と全体の貧困率をプロットしたものです。がグラフの値をとるところを間違えて本来シートfig16のC65のデータを使わなくては成らないところなんとB列のデータをグラフにしています。まったく意味合いの違う話になってしまいます。 なぜオリジナルのグラフを使用しないのだろうか

OECDの報告では 所得格差と貧困率 労働年齢世代別貧困率
雇用率との比較 わが国が研究しなければならないデータがある それをもっと詳しく掘り下げて提示しなくてはならないのだろうと思いますが。 おそらく この貧困率 OECD5位の捻じ曲がったデータが1人歩きするのだろうな。

 きちんとデータを読み込める マスコミメディアはいないのだろうか 大体世界のデータを統計するときに 調査年を統一する事は現実的に不可能 ほとんどのデータはRecentデータなのだろうか 世界各国の国勢調査並のデータを揃えてるわけなのだから 各国調査年がまちまちなのに そういう事から誤解を生む報道しないで欲しい。
 国勢調査並の世界勢調査が行われるのなら別だけどね。