時代背景、政治背景無視した感情煽動に国益はあるのだろうか?
この事件は小生も小学生低学年あたりの事件と記憶している。
小生しかり。多くの人が様々な人が疑念を持ちつつ歴史事件として記憶の中にあると思う。
しかし、多くの若者が見るこの環境の中で、単に主権侵害というキーワードに感情論をかぶせて報道する姿勢は危険だと思う
それは官邸スタッフにもいえることだが、
この事件は 半島、日本にとっても、非常に立ちの悪い背景の中で起きている。
主権侵害は事実でありお隣にとっては否定する必要もない、逆に諜報謀略機関が機能したのだから、歴史的栄光なのだろうお隣にとっては。
わが国政府にとって、この事件が微妙なのは。角福戦争の最中におき、
この事件の幕引きを曖昧に企図したのは、他でもない現首相の父君赳夫首相なのである。
今真実があばかれ、当時のわが国の政治姿勢が暴かれれば、今の政権また辛い思いをする藪蛇なんだよね
そもそも、当時の時代情勢 半島問題 軍制VS民主化 中共と日本の友好を奨め、方や日米関係の問題の最中、日本政府が取る行動は限られている。
そのような微妙な情勢の中で、様々な目論見の中で計画された拉致、暗殺未遂事件
しかも、角栄なんか時代劇の悪役そのものの判断で拉致を容認したり、金が動いたり、してたわけだから
当時、警察、自衛隊 官邸、外務省も全て掴んで、有る意味国家の総力を投じて、超法規的処置で航空自衛隊の威嚇照明弾 使用など、今やったら、偉い問題になるような事を頑張って政府も対応した。
そして、日本ができうる外交特権ペルソナ・ノン・グラータもこのとき初めてKCIAの実行指揮者に対して発動した。わけで
そもそも 主権侵害と国益のなかでの諜報、謀略活動はどの国にとっても必要な事だという現実を認識しなければ。
此れまでの米国やロシアなどの大国をはじめ、イスラエルや南米などの
暗殺、軍事作戦ごとに主権侵害だと大騒ぎにしなくてはならない。
日本もそうである
親日家やペルーやフィリピンやタイの権力犯罪者を旨くかくまう事ができる、わが国だって、相手国にとっては主権侵害なのである。
情勢不安な相手国のリーダが日本にどのような国益をもたらすかで、
相手国の暗殺を幇助したり、保護したり 外交の裏というのはどろどろとしているのである。
相手が汚職にその金を使おうが日本としては貸しをつくれればいいわけです。 そういうもんだとおもうんだよな。
貧困撲滅のためだとか環境のためだとかそんなのは表向きだと思うんだけどね、
そうやって、国益外交はどろどろな闇の中で暗闘してきた。
そういうパンドラの箱を無知な世論にたいして感情煽動すると、ほんと
良い結果はえられないと思うんだけど。
マスコミの若い世代や 団塊の世代の編集者は何を思って記事を編纂するのだろうか?
■「気分害する日本は小さな国」金大中事件で韓国真相究明委(読売新聞 - 10月26日 23:23)
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