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私の先生が安井耕一氏(おそらく日本で一番上手いリスト弾きなんじゃないかな)にレッスンを受けてきた感想をまとめてくれた。
その内容と逸話が面白かった
一日目の講義は
ホロビッツの言葉;
声楽家はどのように音をつくるか・・・音程、支え、長い音。。。。
(ピアノは管楽器や弦楽器ましてや人間の声のような持続音や音のダイナミックスを表現できない)
このハードルをどうやってピアノ演奏家はカバーするのか・・・
それには、自らの進退を感じ取る事
楽器の発生メカニズムを知る事
そして、ピアニストとしての発声練習をしなくてはならない材料としてブラームス51の練習曲
強い指、弱い指?の矯正をすること。
ゆっくりしたタッチ 加速度を自由に変える
脱力を得とくする必用がある。
特にゆっくり演奏する練習
ドイツのホテルでの逸話
安井氏の師の話し誰だか名前はわすれましたが、登場人物はルビンシュタインとラフマニノフ
特にラフマニノフの話は凄かった。
ホテルの上からピアノの音 左だけ一時間 右だけ一時間 両手でスーパースローの演奏を2時間
宿泊客が、苦情をホテルに申し出ると、部屋の住人はラフマニノフ
当時多忙を極める、ラフマニノフが、練習に練習に明け暮れ、一つ一つの音をきちんと研究しながら練習をしていたという 凄い話、
やっぱり、努力こそが最高の演奏を作り出す。
ということであろうか。。。
という話をきいて、練習意欲がわいてきました