和らぎ熾りて、心安らむ 炭火かな
柚子
子供の頃 ボーイスカウトという団体に入っていて、 野営等で 火を熾した竈で火の番をして
炭火になった火を眺めながらじっと考えているのが好きだった。
そして酒を飲むようになってからも 火を囲みながら友と交わす酒を上手かった
とっても心が和むのですよ 炭火を見ていると
寝室の暗闇に浮かぶ炭火の蛍のような輝きが 心に直接響く
住宅の中に焔がななくなった住宅には、
家族の団欒があった
団欒とは 火鉢を囲んだり 囲炉裏を囲む 家族の姿をいう
決してテレビを囲むものではなかった
その柔らかな明かりの中で食を楽しみ 暖かさを分かち合う
こんな姿が
かつて日本の当たり前の姿だったのではないかと思えてきたのです。