TeraCoreFM休閑閑話

旧butiPanther'sblogからタイトルをTeraCoreFM休閑閑話に変更しました

2023年最後の投稿

歴史や宗教が起因する紛争が起きる理由は、大きく分けて次の2つです。

歴史的な対立や憎しみ
歴史的に、ある民族や宗教が他の民族や宗教に対して対立や憎しみを抱いている場合、それが現代の紛争の原因となることがあります。例えば、イスラエルパレスチナの紛争は、古代から続くユダヤ人とアラブ人の対立が根底にあります。また、日本と韓国の紛争は、第二次世界大戦中の植民地支配や戦争犯罪の歴史が依然として両国の間に影を落としています。

ウクライナとロシアの戦いには、両国の歴史観が深く関わっています。

ロシアは、ウクライナを自国の一部であると主張しています。ロシアの歴史観では、ウクライナは、かつてロシア帝国の一部であった「キエフ・ルーシ」の継承国であるとされています。キエフ・ルーシは、9世紀から13世紀にかけて存在した東スラヴ人の国家であり、ロシア、ウクライナベラルーシの起源となったとされています。

一方、ウクライナは、自国の独立性を主張しています。ウクライナ歴史観では、ウクライナは、1991年のソビエト連邦の崩壊によって独立した国家であるとされています。

両国の歴史観の違いは、戦争の原因の一つとなっています。ロシアは、ウクライナを自国の一部であると主張することで、ウクライナの独立を認めないことを意味しています。一方、ウクライナは、自国の独立性を主張することで、ロシアの干渉を拒否することを意味しています。

宗教的価値観の違い
異なる宗教を持つ人々は、宗教的価値観の違いによって対立や衝突を起こすことがあります。例えば、イスラム教とキリスト教は、偶像崇拝や異教徒への扱いなど、いくつかの重要な点で相容れない価値観を持っています。そのため、イスラム教国とキリスト教国の間には、しばしば紛争が起こります。

ユダヤ教キリスト教の間にも深い因縁により戦争、ホロコースト等の経緯を辿ってきました。    
あの時代はこうであって、最善策として考えらた行動原理であったが現在に照らし合わせて整合性があるのか?
2000年前と現在の世界間は完全に違っている。古代の世界観をいつまで踏襲する事ができるのか
宗教観と歴史事実の分離 奇跡と科学の分離 フィクションとファクトの理解

現代が見つめる未知の領域の深淵の存在等を認識して行くことが、
世界を変革させていく事ができる、人類の発展であると考えています。

時間においての解決や対話は、もちろん可能です。しかし、それは容易なことではありません。歴史的・宗教的対立や憎しみを解消するには、長期的な努力が必要となります。そのためには、政治的な解決だけでなく、教育や文化交流など、さまざまなアプローチが必要です。

とにかく今必要なのは

現実の認識と対話と抑止を再構成する時代

人類にとっての本当の脅威は天文事象による脅威、気象問題、地球自身の運動が地球上の生物全体の脅威なのでは

国連が機能しない現代において、
戦争や紛争といった活動が世界を変えていく原動力になっているのは事実

しかしこれが連鎖的に広がるのだけは止めたいと願うばかりである。

おじさん おばさんへのファクトチェック入門

昭和の人は「新聞」「テレビ」が限られた情報メディアにより思考した

現代は情報が氾濫している上に、誰もが加工、編集してフェイクニュースが配信される

そして誰もがSNSで無責任に根拠のない論調を発信できる時代

 

昭和のおじさん、おばさんはついつい、新しい者に手を出して、無責任な言論に感化されてしまいます。

新しいツールを使うのいいことだが。

昭和のおじさん、おばさんの強みだってある

 

自分の目と耳をつかい肌で感じて、自分で考えなれば、物事を信じられない

 

昭和の人が勘違いしている事、

テレビメディアやWEBの報道プラットフォームは

ニュースをメディア業界で忖度しながら選んで、配信している横並びのプラットフォーム

 

でも、政府、官公庁、地方自治体、企業それぞれが責任もって情報を配信している

これが真実とは限らないが間違えのない一次ソースを誰もがみれる

記者会見も切り取りや編集なしで見れる

 

そして、SNSでは、現場の記者 シンクタンク アナリスト や各種プロフェッショナルから直接情報が得られる

 

若い人達はそうしている

 

昭和のおじさん、おばさんたちは、いまだに テレビのニュースを見て、Yahoo  MSNやいい加減なニュースプラットフォーム(広告、エロ誘導サイト)

をみて、無意味に広告収入を与えている

大手のニュースサイトは報道が目的ではなく広告収入のビジネスモデルなので、広告収入と連動するニュースしか配信しないということ

 

その機能的性格を認識する事が大切なんですよ

 

そして、真偽が怪しいなという論調は必ずファクトチェックをしましょう

詭弁を論破することに巧な話者がいます。

 

練習として通販番組の内容をファクトチェックをしてみると良い練習になります

法律、安全性 許認可 科学的な論文、価格相場、消費者庁の警告

いろんな事に気づきますよ。

資本準備金から眺める投資リスク

数年前 IPOの準備のため人デューデリを委託され調査を行った。
結論からいうと取引先、資金調達の段階での信用状況のリスクが高かった
せっかく、プライム上場企業も資本参加していたのだがIPOに向けての活動は当面凍結となった。

その後、類似の事象を多数みてきました。
そこで、スタートアップでシリーズA・シリーズBでのリスク企業を見分ける共通ポイントとして、資本金と資本準備金に注目する事をお勧めしたい。

ポイントはスタートアップ企業のホームページ会社概要等の資本金の欄で#,###,###,###円 (※資本準備金含む)といった表示を数年にわたり記載し続けている会社は要注意として考える事をお勧めです

資本準備金を簡単に説明すると
創業時に払い込まれた資金の中で資本金として計上せず、万が一、事業で赤字が発生した際などの補填のために使用する目的で取っておくお金のことを資本準備金といいます。
税法上、資本金の2分の1を超えない金額について、資本準備金として資本金に計上しなくてよいとされています。

  • 資本準備金の性格とメリットは、
    将来の支出に際してどの程度備えているか示す基準がわかる
    資本準備金は登記簿に記載されない
    資本準備金からの振り替えで増資ができる

しかし、実際スタートアップ企業の多くは事業成長が計画通りにいかないケースの方が多い
IPOに向けて屍が累々とするものです
資本主義世界の定めなのです。

そうなると、資金繰り困難になった場合、資本準備金の取り崩しをかんがえなければいけないのですが、
前述した通り、資本準備金は、資本金の2分の1を超えない金額までしか計上することができず、取り崩しには厳格な手続きが必要です。そのため、資本準備金を集めても、資金繰りが悪化した際にすぐには取り崩すことが困難になります

なぜ、困難なのか
資本準備金の取り崩しの手続きには

・債権者保護手続きを経る必要がある
株主総会の特別決議が必要
資本準備金の取り崩し目的が合理的である必要がある
資本準備金は資本金に計上されていないため、資本金の取り崩しと同様に、債権者保護の観点から厳格な手続きが必要とされているためです。また、資本準備金の取り崩しには、株主総会の特別決議が必要となります。
これはIPOを目指す活動において、審査で不利な評価につながります。

企業信用、出資者にたいしても面子がたたなくなる問題に直面します。

上記の問題は金融庁ガイドラインに記載しているので参考にしてください
上場会社が公表する財務情報に関するガイドライン
https://www.fsa.go.jp/common/law/kaiji/index.html

実際問題、シリーズA/B、あるあるで
上記の債権者保護手続きも、株主総会決議もせずに取り崩してしまっている会社が多い

そのうえで、登記簿に登記されない資本準備金を赤字状態でも
ホームページに掲載続け、資金調達活動を進める会社が多いのが実態です。

問題点の整理です。
ホームページ等で資本金の欄に資本準備金を含むと記載している問題点は、以下の2つが挙げられます。

1,誤解を招く可能性がある
資本金と資本準備金は、会社法上異なる概念であり、資本金は会社の財産的基礎を示す重要な指標となります。そのため、ホームページ等で資本金の欄に資本準備金を含むと記載すると、資本金が過大に表示されることとなり、投資家や取引先に誤解を与える可能性があります。

2,上場審査でマイナスの評価を受ける可能性がある
上場審査では、企業の財務状況が厳しく審査されます。そのため、ホームページ等で資本金の欄に資本準備金を含むと記載すると、資本準備金の取り崩しが困難であるという問題点が指摘され、上場審査でマイナスの評価を受ける可能性があります。


本来なら 上場企業ではないので開示義務はありませんが、「資本金及び資本準備金の額の減少  並びに剰余金の処分に関するお知らせ」などの開示をするなど
投資家にむけて、告知すべきと考えています

通常 うまくいけば資本準備金掲示してから、IPOまで2期から3期かかります

それ以上の期で資本金の増額などなく 資本準備金の記載が続くスタートアップ企業の経営は困難な状況に陥っている可能性があると
みて、総合的なデューデリを強化する必要があると考えます。

ぶかぶかな昭和生まれの諸君へ

昭和の余韻

昭和の価値観を胸に
お気楽にポジティブに
シンプルに生きた人たち
どうにかなるさ、待てば海路の日和あり

だが、時代は変わった
今はVUCAの時代

Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)

過去の成功事例は通用しない
変革の波に乗りこなす
困難に立ち向かう
複雑な問題に挑む
意思決定は迅速かつ的確に

そのために、情報分析
常に対応の準備を

俺はこの世で一番無責任と呼ばれた男
を高らかに歌う時代は終わった

自覚せよ、昭和の無責任男たち

母の敗戦体験 ペルーからの引揚

今年 2月に私の母が亡くなり始めてのお盆になります
そこで私の母の戦争体験を話します。
母は昭和14年の1月に生まれました。
丁度、近衛内閣総辞職のさなかにペルーで生まれました
母の父は詳細は避けますが、「アンデス時報」といった日系人向けの社主をやっていました。
簡単にいいますと、日本軍部における指導の下にプロパガンダ諜報機関としての任務のしたに
ペルー国内での諜報活動をおこなっていました。

祖父の名前が記載されている記事



http://jiritsujp.blogspot.com/2010/06/diarios-japoneses-peru-newspaper-japan_14.html
祖父の記載されている部分を翻訳引用

最初の日本版でした。 1913 年 11 月 30 日に発行された日本語の文字が印刷されたペルーの新聞。
伊藤恵一の指導と斉藤宣志の提案の下、ペルー日本人協会によって編集された。各版は 8 ページから 10 ページで構成されていた。しかし、
その前年の 1928 年に、同社は日本人協会の役員とは関係のない人物、坂入武雄によって買収されました。 ―

記載されている通り、ペルーに移民した日本人の中でも紆余曲折があった事件だったそうです。

当時のアンデス時報



この時代は、 張作霖爆殺事件,済南事件,国内では特別高等警察が設置された時代です。
ペルーは大恐慌の影響もありクーデータ アメリカ人民同盟(いわゆる社会主義革命)が扇動し暗殺が多発する血で争う国内情勢でした。

日系人は日本の戦況が悪化するにつれ、排日運動等があり、日本軍部に近い、アンデス時報の社主の坂入家への風当たりが強くなり
ペルーから日本へ帰還することになりました。

ほぼ着の身着のまま船で日本に帰ってきた坂入家は晴海についた途端に当時の経済情勢の下の日本国民にみぐるみをはかされ、
一文無し状態になったそうです。

さらに母の名前もフーリア 兄弟もキリスト教の洗礼名をファーストネームにしていたので差別を受けました
また言葉もスペイン語しか話せなく相当苦労したそうです。
よく石を投げられたとぼやいていました

こういった、南米からの復員・引揚者の話の体験はなかなか発掘されません

まだまだ知らない日本の敗戦事情がたくさんあります。

お盆、終戦記念日に寄せて

 

 

 

山の日 やることなくて 偉人啓もうのリスクについて考えてみた

休みの日にやることがなくて考える

大河ドラマや伝記ドラマや出版物で過去の偉人とされる人を尊敬してあこがれる人がいると思います。
中には熱狂的な人もいます。でも、考えてみてほしい事があります。

今、現在においてその尊敬する人のように生きる事ができるだろうか?
例えば
田中角栄は、高度経済成長期に日本を牽引した政治家です。しかし、彼は、金銭授受などの疑惑を抱えており、現在では、その政治手法は批判されています。また、松下幸之助渋沢栄一は、日本の近代化に貢献した実業家です。しかし、彼らのビジネス手法は、現在の労働基準法環境保護法 金商法、不正競争防止法 独占禁止法に違反する可能性が簡単に考えられる。
SDG’S ESG投資の枠組みからオミットされる
もっといえば、女性スキャンダル、詐欺罪等も適用されるだろう

 

かつての政治家たちも、現在のSNS時代にあっては、当時は歯切れがよくスカッとする発言とか評価されていても、今では、確実に炎上するだろう

文春砲におびえる毎日

つまりだ、過去の偉人を単純に尊敬することは、問題がある。なぜなら、彼らは、現在の社会とは異なる時代を生きており、その時代背景や価値観を考慮せずに尊敬することは、正当化できないからです。過去の偉人を尊敬する際には、彼らの功績だけでなく、その時代背景や価値観についても理解することが重要です。

戦国時代の 信長、秀吉 家康の生き方を模倣するなんて事は現代の価値観ではできない事はわかると思います。

問題点として
問題点が挙げられます。

・過去の偉人の功績は、現在の社会では評価されない場合がある。
・過去の偉人の時代背景や価値観は、現在の社会とは異なる場合がある。
・過去の偉人の思想や行動は、現在の法に違反し、慣習、ビジネススキームに反する可能性がある。

過去の偉人を尊敬する際には、これらの問題点を理解し、尊敬するかどうかを慎重に判断することが重要だ

これは宗教にも言えることだろう。

保守の立場だが SNSを土俵とする論客に異論

歴史は勝者の記録を正当化して記憶されフレームとして利用されるが、
勝者の中にいる、議論の敗者も消され 不都合な事実は削除されていくことが世の常である。


特に日本の近代主に幕末から明治維新にかけての歴史構成は現代にいたっては乱暴な構成であり
説明力が破綻している、歴史認識がまかり通っている

各論を記載すると、際限がなくなるので
もっともインパクトがあるであろう、虚実の歴史認識を確認してみたいと思う

孝明天皇から睦仁天皇の継承プロセス背景を現代人は理解しているだろうか
公武合体論 岩倉 三条 中山 薩長水の動きそして 廷臣二十二卿列参事件その後の経緯を理解しているだろうか?天皇家の事なので真実を直視することはタブーとされている事実がある。
この問題は現在の天皇制に尤もインパクトを与えているのではないか?
日本のタブーは疑惑、陰謀論にも発展させず 事実を雲散霧消させ、聖典化する。


日露戦争の構図と講和の経緯を理解しているか?
日本、ロシア 英国 清国等の関与国の利害を理解して神がかり的な精神論勝利に沸いた当時の国論構築は正しかったのだろうか。
ロシア革命を背景としたポーツマス講和条約は本当に国益に叶うものであったのか。
賠償金も得られず 損害を回復できず、南満洲支線と、付属地の炭鉱の租借権を日本へ譲渡 及びアは関東州(旅順・大連を含む遼東半島南端部)の租借権を日本へ譲渡で
手を打ち 当時 露戦争講和条約反対派が日比谷焼打事件を起こす不完全燃焼の勝利であった。
その後の日本の精神構造に誤解が芽生えたのではないのか?


日中戦争 太平洋戦争はすべてが判断ミスだったのではないか?
石橋湛山の「一切を棄つるの覚悟」といった協調外交をなぜ維持できなかったのか?
なぜ、当時の中国権益と石油を背景とした貿易最有力相手国米国との国益バランスを図れなかったのか?

当時の経済面で言うと、朝鮮・台湾・満州石橋湛山が「棄てるべき」だと主張する3つの植民地すべてを合わせても9億円余りの取引
一方、アメリカは輸出入合計14億3800万円、インドに対して5億8700万円、イギリスに対してでも3億3000万円の取引だ!

9億円<23億 この経済取引規模相手国と戦争すると意思決定するのだろうか?

現在の我々の感覚ではこの思考を選択しますか?
地政学的に今我々は半島に国益を見いだせますか?
それより、台湾との国益 ASEAN 太平洋諸国と西側の国益をみるだろう
そのうえで、ロシア、中国との潜在的脅威とエネルギー資源の間で外交的努力を進めるだろう。

戦略 戦術 政治的失敗は多く語られています。


④現代史だれも批判しない。 日中国交正常化交渉
そもそも日本はサンフランシスコ条約時に吉田茂 全権大使河田による日華平和条約を締結したのではないか?
しかし、1972年9月29日(北京政府《中華人民共和国》との「日中共同声明」により)田中政権、大平外務大臣にによって失効となる。

この問題は現在の中国との関係 戦後賠償を放棄といいながら 核保有国でありながら 日本のODAという名目多くの血税、日本の国益、技術を盗み取られ
領土問題を起こす紛争当事国となっています。

日華平和条約が履行されていれば 日本のシーレーン防衛は強固なものであり 東シナ海 南シナ海、太平洋諸国との安全保障は包括的にコントロールできた事であろうと思う


SNSで論客として大ナタを振っている人たちは元官僚の方々が多い
目の前の情勢をうまく利用し脊髄反射をする多くのネットユーザーの判断能力を失わさせ、ファシズム化に傾向させていると思う

保守であるなら 本流をみて、過去の大きな過ちの再発防止、訂正に尽力を進めるべき
そう思わないのであろうか?