TeraCoreFM休閑閑話

旧butiPanther'sblogからタイトルをTeraCoreFM休閑閑話に変更しました

やっぱ体質だね

こんな社説を見つけました

太字のところ注目
以下引用
全国学力テスト 過去の教訓を忘れるな
 文部科学省は来年4月に全国学力テストを行うことを正式に決め、実施要領を各教育委員会に通知した。
 実施要領によると、国公私立の小学6年と中学3年の全員が対象で、試験は国語と算数・数学の2教科である。文科省は、各教科の標準偏差や問題ごとの正答率などを都道府県単位で公表する。
 児童・生徒がどの程度の学力を身に付けているか。地域や学校でばらつきはないか。その客観的なデータを国全体で把握して、教育行政や教師の教え方などの改善に役立てるという。
 全国学力テストは1960年代の前半に行われていた。しかし、学校の序列化をあおり、過度の競争が問題となって、対象学年の全員が参加するテストは64年度を最後に打ち切られた。平均点をつり上げるため、学力の低い子どもを休ませる本末転倒の学校もあったという。
 そんな過去の苦い教訓とともに「封印」されていた全国学力テストを、なぜ四十数年ぶりに復活させるのか。その背景には「ゆとり教育」の反動として指摘される学力低下に対する危機感が大きい。
 2004年末に公表された国際学力調査で学力の大幅な低下が判明し、経済界などから「子どもにもっと競争意識を持たせるべきだ」という意見が強まった。中央教育審議会も昨年10月に「子どもたちの学習到達度についての全国的な調査を実施することが適当」と答申したのを受け、文科省が専門家会議を設けて具体的な実施方法を検討してきた。
 全国一律の学力テストは中止されて久しいが、自治体が独自に実施する学力調査は増えている。文科省によると、2005年度に独自の学力調査を実施した自治体は九州・山口の全県を含む38都道府県と福岡、北九州両市を含む12政令市の計50に及ぶ。
 昨年3月に同省が実施した意識調査で保護者の6割強が全国テストの実施に賛成したことも復活を後押ししたという。
 しかし、全国テストの実施にあたっては、地域・学校間の画一的な序列化や児童生徒を巻き込んだ過当競争が決して起こらないよう、細心の配慮と周到な準備を強く求めておきたい。
 このことは、中教審答申も専門家会議も繰り返し指摘している。最大の問題は試験結果の公表方法だろう。文科省の実施要領は、都道府県と市町村の教育委員会が結果を公表する際には「学校名は明らかにしない」と定めた。
 専門家会議が、市町村が自らの判断で公表することを容認していたのに対し、文科省は実施要領で学校名の非公開を打ち出した。試験結果の数値が独り歩きして、一面的な解釈や学校ランキングなどが横行する事態を防ぐためだ。
 義務教育現場の混乱はぜひとも回避したい。文科省は学校関係者だけでなく、子どもや保護者に対しても丁寧な説明を尽くし、理解を求めるべきである。
=2006/06/30付 西日本新聞朝刊=
引用了

 社会保険庁の体質が教育界にもあったという事だよね。

競争はあったほうがいいよ。
なんの競争かが問題。 豊かな想像力とそれを表現する技術

 そして努力の証はきちんと認める社会を作ることですよ。

それから またかよ・・・
最大の問題は試験結果の公表方法だろう。文科省の実施要領は、都道府県と市町村の教育委員会が結果を公表する際には「学校名は明らかにしない」と定めた。
 専門家会議が、市町村が自らの判断で公表することを容認していたのに対し、文科省は実施要領で学校名の非公開を打ち出した。試験結果の数値が独り歩きして、一面的な解釈や学校ランキングなどが横行する事態を防ぐためだ。
 それじゃ 運動会で順位をつけないで みんな頑張ってね。
という体質と変わりないじゃん。

 あのね子供の成績は教え方によって左右されるわけですよ
「おらの村の小学校 成績悪いだってよ。 先生の質わるくねーか?」 「村全体で勉強しなくちゃいけねーな」とか
そういうふうに 教育行政も競争しないといけないのよ
でないと教員の質が向上しないと思うのよね。

 きちんと指導できなきゃ子供の学力は成長しないのですよ。

子供に学力を押し付けるという体質を改善してもらいたい。

 人の教育は良い資質を生み出すものだと信じています。

そこには厳しさと 自分たちの位置がわからんと。みんな一等賞 = みんなビリという論理が成り立ちますよ。

 みんなおりこうさん=みんな馬鹿 言い方悪いけど こういう社会なんじゃないかな。

よく聞える声
「今の子供は何をかんがえているかわからない」
それは大人が当然導ける答えの出し方を教えてないという事で

それは躾をしていないといっているものです。


で この社説はいったいなにがいいたいのだろうかw
競争力も求められているが 子供に競争させちゃいけないと
いう不思議な文章になっていますが。