考えなくては行けないこと、命題設定が困難な話
昨日 臨済宗妙心寺派 陽岳寺で開催された「オランダという国での『自己決定』を巡る議論」ジャネット・あかね シャボット女史を
拝聴して参りました。
ここで聞いた話のテーマは尊厳死・安楽死をオランダの法体系、社会システム、意思決定のプロセスの事例を紹介していただいた。
この話は、安易の共有、展開をすることはできない。
また、現代の日本では、この話を議論する事はできないし、議論をする人を選ばなければならないと思いました。
何故ならば、かなりの事前知識、各アングルでの前提条件の整理が必要だと感じました。
もちろん、知ってるつもり、知ったかぶりの状況では話せない内容だということが必要だ。
私が今日率直に抱いた思いは
かつての日本人には理解できたであろうが現代日本人には理解困難であろう
日本とオランダの法体系、社会システム、意思決定プロセスが大きく違う
また、人権に対する考え、司法のシステム、コミュニティーの構成も違う
法や人権を勉強すると 必ず行っていいほど オランダとの比較論になる
どちらに優位性があるかといえばオランダの法体系の方が有効だと考えている私にとっては
許容できる話ですが とかく現代日本の法体系、社会制度、社会構造においては、難しい話だと感じました。
やはり歴史が断絶した国家では、難しい話だとかんじました。
講演で配布された資料は、安易に流布できる資料ではないので
興味がある方は是非本を手にとって読んでもらい
また、ジャネット・あかね シャボット氏の講演に足を運んでもらいたいと思います。
自ら死を選ぶ権利―オランダ安楽死のすべて
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