自己矛盾があることをきちんと証明しよう
現代の日本人は なぜ完璧を求め 不完全を理解し、感じようとしないのか?
この不完全性があらゆる森羅万象を理解し不完全なものを成就しようとする企てを生む
つまり想像力 ゲーテルの不完全定理はそういう証明の技法だと思う。
いやなに、夕暮れの総武線に乗って 岡倉天心 「茶の本」by青空文庫アプリで読んでいたら、そんな事を思いました。 矛盾を証明しそれを利用できるって面白い。
今の天体物理学をみても自己矛盾に到達し、新たな発想を取り入れ、可能性を探求する。人の心もそうだと思う 自然を感じると矛盾を感じる、私の人生も矛盾だらけ この自己矛盾と向き合わなければならない。
新古今和歌集の藤原定家の詠んだ「見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮」
これも 本の中で引用されているのだけど、なるほどイマジネーションですね。 なるほど茶の心だと合点がいきました。
必要なものが完全に揃っていないから 人は想像し、美しさを回想するんだろうな
完璧な安全もそうだと思う。そんなものありえない 究極の矛盾を抱えている。科学技術の粋生の原発 これを無理やり神話にしたから、いけない 外交も領土問題もそうである、究極に近づけばかならず矛盾にぶち当たり自己矛盾の証明にたどり着くのである。 私達はこの証明された矛盾と向き合うことが必要で 矛盾を回避して強い屁理屈で自己主張してはいけないと思います
今世界平和を考えるとしたなら
衆愚政治や不完全性が極めて高い民主主義の多数決理論より
自己矛盾をどうやって解決しようか、どうやって補っていこうかということが
国際政治の相互理解につながるのではないだろうか
反対、賛成の多数決からの脱却をしていくことが未来志向となるのでわないか?