曽野綾子さん三浦朱門さん事件にみる問題解決の放棄について

あまりにも有名な話ですが、作家の曽野綾子さんが
二次方程式を解かなくても生きてこられた」「二次方程式などは社会へ出て何の役にも立たないので、このようなものは追放すべきだ」

この翌年 教育課程審議会会長の旦那様の三浦朱門さんが教育課程審議会で削除を主張し、現行中学課程で「二次方程式の解の公式」は必修の事項ではなくなり
その他の円周率等の小数点以下の削除などが行われ 数学的解決能力の欠如を
この国に蔓延させた

たしかに二次方程式単体で取れば社会に役にたたないとおもうだろうが

二次方程式平方根の求め方、二次の判別式 の重要性は 数学 経済 物理の世界でその考え方は絶対必要なのです。

二次方程式 は平方を求めるわけだから二点の面積を求める重要な要素になります 建築設計にはとっても必要なものです

また2次方程式は放物線を描く方程式なので 当然、砲術にも必要ですし 宇宙工学 重力を考える当てはめ式として応用できます

経済予測でもそうです 経済を工学的に考えたアプローチの論文をよめば
この二次方程式の解 判別式の形がたくさん出てきます。


実社会でなく 藝術的完成 哲学 時間や空間 宇宙の創世記を考える上にも必要なのです。

例えば杉本博司の数学的形体で示している時間の概念




ビッグバーンの膨張も二次方程式の公式が基本になって表される


そしてこの宇宙の現象を考えた時に
実数 虚数を 現実の問題として考えなくてはならなくなる

こんな壮大な思考を展開するのに必要な公式のシンプルな解き方を消失させることは、人類の文化の喪失につながる事だと考えています

世の中にはとっても必要なエッセンスなのです

これを理解させる機会を失わせてしまった事は取り返しのつかない過ちと考えます
2次方程式を理解させるというより 二次方程式の解き明かすプロセスの重要性は必修させるべき事なのです このプロセスの匂いを感じるか否かでその解決の選択 幅は違ってくるのですから。

つまり大切なプロセスを省略して答えだけを早く求める国民が増加してしまっているということです

そのためにリスクをないがしろにし、必要なプロセスを省き 結果失敗におわるのです

日本経済のデフレもこの金融政策で最適解を導くために必要なプロセスをどれだけ考えたのか

結果不必要な損失コストを増大させ結果大きなトラブルを発生させる ここ二十年この繰り返しではないのだろうか

今、我が国に必要な事は事の「いろは」を学び治す事ではないのだろうか?







坂入 譲