TeraCoreFM休閑閑話

旧butiPanther'sblogからタイトルをTeraCoreFM休閑閑話に変更しました

このままでいいのか 日本

日本がだめになった理由

日本テレビ放送網会長の正力松太郎がこう揶揄した時代
自ら普及させた街頭テレビをみて「プロレス、プロ野球、明るい歌謡がこの国には必要なんだ」

そうやって 戦後復興を成し遂げ朝鮮戦争特需で高度経済成長 オリンピックにつながっていた
集団就職によって、東京や都市圏 工業地帯の復興の労働の活力、ガス抜きのために メディアは普及した

そして、戦争特需もあり内需拡大となったとき ものを作って売るという時代に
電通等の広告代理店は

電通の先輩が、
「CMは偏差値40の人にも理解できるものじゃなきゃダメ。この会社にいる時点で普通ではないと自覚しろ。世間にはおそるべき量のおそるべきバカがいる。そしてそれが日本の『普通の人』だ」
と最近 この世界お著名な人がツイートしたのが話題となっている https://twitter.com/ha_chu

そして 馬鹿でもわかるシリーズ さるでもわかる 等 がはやり

ビジネスの世界でも、なんでも一目でわかる資料 忙しい社長のために決断させる資料と

きちんとした情報が入らない感覚的な情報のみで 意思決定される時代になってきた。

つまりこういうことだ 
日本人のリテラシーを偏差値に話すとして置き換えたならば
その正規分布は戦後70年かけて かつての偏差値40が現在では偏差値50になり
σの大きい扁平なリテラシーとなったわけで、
よく言われる日本愚民化政策が成功したという結果が導かれる

日本はかつて、OECDの調べて世界一な教育水準をもっていた。 しかしいまでは
読解力はシンガポール、香港 カナダ フィンランド アイルランド エストニア 韓国 そして日本8位の順番だ
数学は6位
科学は2位
である

かつては知識層が開発それを労働力で品質の良い製品や国力を維持できた

今はどうであろうか リテラシーも低下、労働力も低下

これでいいのだろうか 日本

いつまで快楽主義でいるのだろうか もっと知識にハングリー精神を持つべきだ。

坂入 譲

今は昔淀みに浮かぶうたかたは 

 ジャングルブックで有名なラドヤード・キップリングの詩を訳しました。
先の第一次、第二世界大戦の時代に書かれたものです。
彼はノーベル文学賞をとっています。
今の世界で起きていること、威勢の良い政治家、そしてその言葉に煽動される多くの人々に
この詩を
Macdonough's Song マクドナーの歌  Joseph Rudyard Kipling,
"As easy as A B C"--A Diversity of Creatures" 創造主の多様性は ABCより簡単だ
 
Whether the State can loose and bind  国家はこの地球や天上を
   In Heaven as well as on Earth:  拘束できるのか?
If it be wiser to kill mankind    人間を殺すのにはどっちがいいんだ?
  Before or after the birth--    生まれる前か、そうれとも生まれた後か 
These are matters of high concern  国家の諮問機関の専門家にとっては
   Where State-kept schoolmen are;  それが重要な問題なんだよ
But Holy State (we have lived to learn)しかしね、(俺達は学んだのだ)
    Endeth in Holy War.        聖なる国家は聖なる戦争を始めるんだ
 
Whether The People be led by The Lord, 人々は主に導かれるべきか?
    Or lured by the loudest throat:  それとも、世論と多きな力に煽動されるのか?
If it be quicker to die by the sword  剣による早い絶命か?
  Or cheaper to die by vote--      それとも投票による安易な死か?
These are things we have dealt with once, 私達は対処してきた、この問題に
  (And they will not rise from their grave)(だけど、この問題は再び蘇ることはない)
For Holy People, however it runs,     だって聖なる人民はどのようにあがこうと
  Endeth in wholly Slave.         結局は完全な奴隷となるしかない。
 
Whatsoever, for any cause,         どのような大義があろうとも
    Seeketh to take or give         超法規的な力を得ようとも
Power above or beyond the Laws,       また、与えようとするものは
    Suffer it not to live!          生かしておいてはならぬのだ!
Holy State or Holy King--          聖なる国家であろうとも…
                       聖なる王であろうとも…
 
   Or Holy People's Will--          聖なる人々であろうとも…
Have no truck with the senseless thing.      無意味な事にかかわるな
   Order the guns and kill!          撃ち殺せと命じながら
        Saying --after--me:--        私に続けと 言いながら… 
 
Once there was The People--Terror gave it birth;  かつて人々がいた―
                         恐怖が誕生させた
Once there was The People and it made a Hell of Earth かつて人々がいた―
                         かつて人々がいた
                         地上の地獄を創りだした
Earth arose and crushed it. Listen, 0 ye slain!  大地が聳え、粉砕した
                         おー殺戮されたのだ 
 
Once there was The People--it shall never be again! かつて人々がいた―
                          二度と存在させてはならにのだ!
 
訳 坂入 譲

 

 データ分析の活用例 B層のためのメディア、そして世論の悲哀

かつて、小泉政権という政権がありました。

竹中郵政民営化担当相という大臣がおりました。

第一次小泉内閣では

経済財政政策担当大臣。金融担当大臣 

第二次改造内閣 第三次では

内閣府特命担当大臣(経済財政政策)・郵政民営化担当

第三次改造内閣では

総務大臣郵政民営化担当大臣

を歴任した、ご高名な経済学者さまです。

 

彼は学者様なので、データを分析し、的確に判断をし、放送権力を握り

メディアで分析結果のパワーを発揮しました。

多くを語ると枝葉末節となるので

情報ソースを明確にしておくために、情報を共有させて頂きます。

国会会議録検索システム

http://kokkai.ndl.go.jp/

期間: 平成17年07月04日

検索後指定: スリード社 IQと入力して検索しますと、

[002/004] 162 - 衆 - 郵政民営化に関する特別… - 23号

という会議録がでてきます。

 

横光克彦 当時社民党で元特捜最前線の刑事さんをやっていた役者さんが質問した内容です。

ここで出てくるスリード社に対して竹中大臣が1億5千万をかけて調査して郵政民営化理解のPR戦略を立案したわけです。

その結果そのPR戦略は見事に成功しました。

その戦略は「郵政民営化合意戦略」

他人様のサイトに資料がありましたので引用

http://www.asyura2.com/bigdata/bigup1/source/139.pdf

ここにでてきますB層というターゲットは以下の位置づけにあります。

「A層」

エコノミストを始めとして、基本的に民営化の必要性は感じているが、これまで、特に道路公団民営化の結末からの類推上、結果について悲観的な観測を持っており、批判的立場を形成している。「IQ」が比較的高く、構造改革に肯定的。

【構成】

財界勝ち組企業、大学教授、マスメディア(テレビ)、都市部ホワイトカラーなど

B層

郵政の現状サービスへの満足度が極めて高いため、道路などへの公共事業批判ほどたやすく支持は得られない。郵政民営化への支持を取り付けるために、より深いレベルでの合意形成が不可欠。マスコミ報道に流されやすく「IQ」が比較的低い[2]、構造改革に中立的ないし肯定的。

【構成】

主婦層、若年層、シルバー(高齢者)層など。具体的なことは分からないが小泉総理のキャラクター・内閣閣僚を支持する。

「C層」

構造改革抵抗守旧派。「IQ」が比較的高く、構造改革に否定的。

この「A層」「B層」「C層」の中から

B層にフォーカスした、徹底したラーニングプロモーションが必要と考える

と結論付け、政府はこの「B層に対して」徹底的な広報戦略を展開し、郵政民営化を成し遂げるわけです。

 

つまり、この国はマスコミに流されやすい、主婦層、若年層、シルバー(高齢者)層

に対して、個性の強いキャラクターを用意し簡単でわかりやすいキーワードを用意すれば、この国の世論は動かせるということです。

 

 

今のテレビ番組の構成は正にこういったターゲットの為に番組を作り、かつSNSと連動させ、より早く、スピーディーに世論に拡散しマインドを形成していくという手法です。

 

現政権も巧みにこういった手法を積極的に展開して世論を分析して、世論を誘導していく戦略に長けてきたのではないかと考えます。

 

本貸 人間考

これまでの人生で数十人に本を貸してきました。貸した本は200冊くらいだと思います。専門書が多いので初版本のみで絶版になったりしている貴重な本もあります。その数十人の内75%程の人は本をきちんと返してくれます。
 返してくれる人のほとんどが感想や共感を添えて返してくれます
しかも比較的短期間で。
 当然共感してくれるので友人として良好な付き合いを保持させていただきます。 
 一方25%の人は全く返してくれません。ビジネスや元いた会社の人、や興味本位で友人の振りをする人
 この方たちにあの本読んだかと尋ねると大概、まだ目を通していない。や、まだ読んでいない。という返答 会社の人の場合、机や袖机にあるのを確認できるので、安心なのですが、とにかく、自ら貸してくださいと申し出たのに、読まない! この手の人の知恵の源泉はすべて自分に影響のある人の口頭や噂話しやマスメディアに依存している
 なので端から活字をめくり自ら知恵を生み出そうという力のない人、

もっと困った人は、興味本位で人と話をあわせるためだけに、情報を共有するふりだけをする人、この人たちは、本や資料を借りるという 行為だけですべてが終了している。 この人達から貸した本が戻ってくることはありえない。

そういう人たちに貸した本の中にはビジネススキルを得るためにとった資格の教本や教材といった資料もある その本をえるために70万ほど投資して 一年という時間をかけて手にした資料もある。

そういう資料の価値もわからず 記憶の片隅に消え、廃棄をするか、二束三文で売ってしまうかそんな処理をしてしまうのだろう。

本を貸すということは、自分の価値を共有していただけると信じて貸すわけです
 そして、人間の信頼と絆をより強く持てるという期待があるから、貸すわけです。

私は本を貸すということはお金を貸すより、信頼が必要だと思っています。

貸した本は自分の記憶でもあり、大切な思い出があり、知恵の源泉なのです。 そんな本が返ってこないというのは、自分の記憶と命を奪われた気持ちになるのです。

こういう気持ちわかってくれる人いるかな?

自己矛盾があることをきちんと証明しよう

現代の日本人は なぜ完璧を求め 不完全を理解し、感じようとしないのか?
この不完全性があらゆる森羅万象を理解し不完全なものを成就しようとする企てを生む
つまり想像力 ゲーテルの不完全定理はそういう証明の技法だと思う。
いやなに、夕暮れの総武線に乗って 岡倉天心 「茶の本」by青空文庫アプリで読んでいたら、そんな事を思いました。 矛盾を証明しそれを利用できるって面白い。
 今の天体物理学をみても自己矛盾に到達し、新たな発想を取り入れ、可能性を探求する。人の心もそうだと思う 自然を感じると矛盾を感じる、私の人生も矛盾だらけ この自己矛盾と向き合わなければならない。
新古今和歌集藤原定家の詠んだ「見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮」

これも 本の中で引用されているのだけど、なるほどイマジネーションですね。 なるほど茶の心だと合点がいきました。
 必要なものが完全に揃っていないから 人は想像し、美しさを回想するんだろうな

完璧な安全もそうだと思う。そんなものありえない 究極の矛盾を抱えている。科学技術の粋生の原発 これを無理やり神話にしたから、いけない 外交も領土問題もそうである、究極に近づけばかならず矛盾にぶち当たり自己矛盾の証明にたどり着くのである。 私達はこの証明された矛盾と向き合うことが必要で 矛盾を回避して強い屁理屈で自己主張してはいけないと思います

今世界平和を考えるとしたなら

衆愚政治や不完全性が極めて高い民主主義の多数決理論より

自己矛盾をどうやって解決しようか、どうやって補っていこうかということが

国際政治の相互理解につながるのではないだろうか

反対、賛成の多数決からの脱却をしていくことが未来志向となるのでわないか?

 

 

考えなくては行けないこと、命題設定が困難な話

昨日 臨済宗妙心寺派 陽岳寺で開催された「オランダという国での『自己決定』を巡る議論」ジャネット・あかね シャボット女史を

拝聴して参りました。

 

ここで聞いた話のテーマは尊厳死安楽死をオランダの法体系、社会システム、意思決定のプロセスの事例を紹介していただいた。

 

この話は、安易の共有、展開をすることはできない。

 

また、現代の日本では、この話を議論する事はできないし、議論をする人を選ばなければならないと思いました。

 

何故ならば、かなりの事前知識、各アングルでの前提条件の整理が必要だと感じました。

 

もちろん、知ってるつもり、知ったかぶりの状況では話せない内容だということが必要だ。

 

私が今日率直に抱いた思いは

 

かつての日本人には理解できたであろうが現代日本人には理解困難であろう

 

日本とオランダの法体系、社会システム、意思決定プロセスが大きく違う

また、人権に対する考え、司法のシステム、コミュニティーの構成も違う

 

法や人権を勉強すると 必ず行っていいほど オランダとの比較論になる

 

どちらに優位性があるかといえばオランダの法体系の方が有効だと考えている私にとっては

許容できる話ですが とかく現代日本の法体系、社会制度、社会構造においては、難しい話だと感じました。

 

やはり歴史が断絶した国家では、難しい話だとかんじました。

 

講演で配布された資料は、安易に流布できる資料ではないので

 

興味がある方は是非本を手にとって読んでもらい

また、ジャネット・あかね シャボット氏の講演に足を運んでもらいたいと思います。

 

自ら死を選ぶ権利―オランダ安楽死のすべて

 

http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E3%82%89%E6%AD%BB%E3%82%92%E9%81%B8%E3%81%B6%E6%A8%A9%E5%88%A9%E2%80%95%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E5%AE%89%E6%A5%BD%E6%AD%BB%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%81%82%E3%81%8B%E3%81%AD-%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88/dp/419860231X/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1389585085&sr=1-1

 

見つけた関連サイト

http://www.arsvi.com/d/et-ned.htm